韓国の仮想通貨取引所「ユービット」が破産申請へ。その理由は?

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韓国の仮想通貨取引所「ユービット」とは?

ユービット(youbit.co.kr)は韓国の仮想通貨取引所であり、比較的小規模な取引所です。
韓国の仮想通貨取引所では、「ビッサム」がシェアの約7割を握っていると言われています。

破産申請の理由は北朝鮮からのハッキング被害?

ユービットは、12月19日未明にプレスリリースを発表しました。

その内容は、ユービットの取引所がハッキングの被害(サイバー攻撃)を受けたというもので、取引に使用されるはずの多額の資産が奪われてしまったというものでした。

ユービットは、同日に仮想通貨の売買(取引)を停止し、破産法の適用を申請しました。仮想通貨取引所が破産するのは韓国では初めてです。

ユービットの運営会社であるヤピアンが公表した情報によると、今回のハッキングの被害額は総資産の17%と見られており、約170億ウォン(日本円で約17.6億円)にのぼるとのことです。

ユービットは以前、北朝鮮からサイバー攻撃を受けていた

ユービットがハッキング被害を受けたのは今回が初めてではありません。

2017年4月にハッキング被害を受けており、当時の報道を振り返ると北朝鮮が関与したと言われています。ちなみに、その時は約4,000ビットコインが盗まれてしまいました。

今回のサイバー攻撃に関しては、既に韓国の警察が調査に動いており、被害の全貌とハッカーの身元解明を進めているようです。

仮想通貨取引所であるユービットに預けていた顧客の資産はどうなる?

ユービットは、以前北朝鮮からハッキング被害を受けた際は顧客から預かっているビットコインを一律37%減額する措置をとりました。

今回も同じような措置が取られるようで、顧客の仮想通貨資産の評価額を一律25%減額すると公表しています。

顧客に返金する資産は、サイバー攻撃を受けた際におりる保険金(約30億ウォン)や会社の資産整理などを行うことで捻出するようです。今後、この返金額に納得できない顧客が民事訴訟で会社を訴える可能性もあり、今回の騒動の解決はまだまだ時間がかかりそうです。

冒頭の通り、ユービットは韓国国内の取引所としては比較的その規模は小さいものの、仮想通貨にネガティブな印象を与えることに間違いはないでしょう。