現金化に苦労している最初期の仮想通貨投資家とは?

知られざる最初期の仮想通貨投資家たちとは?

ビットコインの価格は、過去1年間でついに200万円に達し、今日(2018年3月22日)の為替レートでは90万円ほどです。

これは、ビットコインの価値が10万円を下回ったことが話題になっていた約1年前とは対照的です。価格が高くなって以来、早期からの投資家は非常に豊かになりました。

そして、あまり話題にならない早期投資家のグループが1つあります。それが、ダークネット・マーケットのベンダーたちです。

人々はあまり話題にしませんが、ダークネット・マーケット(DNM)というものが存在し、犯罪が犯罪にならない世界が存在しています。

何人かの有名なビットコイナーは、最初期に膨大な額の通貨を獲得しましたが、人々が決して知らない無名の億万長者もいます。2011年に開始された現代版のDNMで、不正販売用闇ウェブサイトであるシルクロードの発足以来、DNMの運営者とベンダーは最も早い時期から仮想通貨の投資に参加していました。

2013年には、146,946人のバイヤーと3,877のベンダーが年間3000~4500万ドル(31.8~47.8億円、1ドル106.2円換算)を費やしたとの見積もりも存在します。シルクロードが2013年10月に崩壊したとき、そのようなベンダーの多くは新しいDNMに移りましたが、彼らは未だ多くの仮想通貨を保有しているでしょう。

闇市場のベンダーは仮想通貨を現金化できない?

David Gilbert氏の報告によると、多くのDNMベンダーは、商品や品物をオンラインで販売することで膨大な量のビットコインを取得していますが、それを現金化することは容易ではないようです。

Gilbert氏は、スーパーリッチなベンダーの多くがスイスの銀行に連絡して極秘裏に資金を逃せようとしていると述べました。DNMベンダーたちは、ビットコインをどのように逃しているのでしょうか。

1つは、幾つかのコインを混ぜて、仮想通貨の購入を望んでいる人に販売するという方法です。

もう1つは、ビットコインでプリペイドカードを購入し、たくさんの店舗を利用してクレジットやギフトの払い戻しを行う方法です。

ウェスタン・ユニオンの支払いサービスを使用するという面白い方法もあります。あるベンダーがコインを”ウェスタン・ユニオンの口座にビットコインを自動的に移してください”という要請を複数のプラットフォームを経由して送るのです。

しかし、実際に仮想通貨を交換するとなると、ゆっくりと退屈な方法になると指摘されています。ある報告書では、これらの人々の約20%だけが「革新的なキャッシュアウト方法」を編み出しましたが、約80%の人々はどうやってすれば良いか分からず有効な手段を持っていないとのことです。

news.Bitcoin.comがダークネット・マーケットにいる商人の活動を2016年に報告したので、DNMベンダーはかなりの時間をかけて多くの資金を調達してきたことが明らかになりました。

このような人々は1人で年間200〜300万ドル(2.1~3.1億円)の運用を行い、運用セキュリティ(Opsec)を最優先事項にしていることがわかりました。

あるDNMの商人はLSD、DMT、ケタミン、コカイン、MDMAを販売するために、年間15万ドル(1594万円)を払って大学院に通いました。DNMの商人のうち一部のベンダーが大学での授業に資金を使っていたので、資金のうちいくらかは正当なものである可能性があると説明しました。

DNMベンダーは最も初期からの投資家だと言っても過言ではありませんが、その特殊な事情から独自の方法で資金を活用する必要があります。

さらに、これらのタイプの個人およびグループは、仮想通貨を初めから実用的な目的で利用していた人々であり、仮想通貨に依然として非常に忠実であるため、ビットコインに価値と実用性を与える人々とも言えます。

しかし、ブロックチェーン関連の業務も行う監視会社の進歩はDNMベンダーにとって脅威になっており、彼らの多くは法律を回避するためにさまざまな手法を試す必要に迫られています。