ビットコインが約7週間ぶりの安値。1BTC=約100万円まで急落
2018年1月16日〜17日にかけて、ビットコインを始めとする仮想通貨がのレート価格が急落しました。
2018年1月17日7時30分頃に1BTC=約105万円をつけ、このレート価格は2017年11月26日以来の安値となります。
二日前の1月15日に比べ、約40%近い急落となり、非常に高いボラティリティとなりました。
2018年年明け直後は、大きく値上がりしたビットコインでしたが、ここにきて雲行きが怪しくなってきました。
急落の理由は中国や韓国の仮想通貨規制?
今回の急落の理由ですが、中国や韓国の要人が仮想通貨規制に関する発言をしたことが挙げられます。
中国当局は、中国国内からアクセス可能な国内外の仮想通貨取引所での取引はもちろん、アクセスの遮断も検討しているそうです。ここで重要なのは「国内外の仮想通貨取引所のアクセス遮断」という点で、中国国内にいる仮想通貨投資家が仮想通貨市場にほぼ参加できなくなることを示唆しています。
なお、報道によると個人間の取引は対象外になるようですが、現在の仮想通貨の入手手段の大部分が取引所を介した取引ということを鑑みても、今回の中国当局の仮想通貨規制案は大きなネガティブ要因となっていることは間違いないでしょう。
中国の仮想通貨規制は、国内の取引所禁止に始まり、マイニングへの電力供給制限、そして今回の国内外の仮想通貨取引所での取引禁止と変遷しています。
また、韓国の企画財政相は、「仮想通貨の取引禁止はあり得る」と発言しました。韓国では、連日、政府関係者が仮想通貨の規制に関して下記のように二転三転した発言を繰り返しています。
韓国の大統領府が否定した翌日に企画財政相が規制強化という真逆の発言をしたため、韓国に関しては少し状況が読みづらいです。
いずれにせよ、今回の仮想通貨の急落は相場関係者にとってはかなりのショックなので、引き続き注視していきましょう。