銀行が独自のブロックチェーンを利用した取引に成功

ヨーロッパの銀行がブロックチェーンを利用した取引に成功

クレディ・スイス・グループAG(CSGN.S)とオランダのING Groep NV(INGA.AS)は、ブロックチェーンによる3048万ドル(約32億円、1ドル105.7円換算)の有価証券貸出取引を正式に完了し、ビットコインの基盤となっている技術が伝統的な銀行にも有用性があることを示しました。

ロイターによると、Credit Suisse Group AGとING Groep NVとの間の取引では、銀行のコンソーシアムR3によって作られたブロックチェーンによるアプリケーションを通じて、証券の交換が行われました。

伝統的な金融機関はビットコインのような仮想通貨がその地位を損なう前に、仮想通貨の基盤となっている技術を独自のシステムに組み込むことを考えているため、この取引はブロックチェーン技術の導入にあたって大きな進歩といえるでしょう。

銀行が独自開発したブロックチェーンは普及するのか?

R3のマネージングディレクター、チャーリー・クーパー氏は以下のように述べています。

「これは、研究室で技術の有用性を証明する実験よりはるかに難しい試みでした。 実際の市場では様々な制約があり、ブロックチェーンによるソリューションが実際の現場でも導入できることを示す画期的なデモンストレーションと言えます。」

この取引は、銀行にブロックチェーンアプリケーションの利用を可能にするリップル(XRP)を活用したわけではなく、独自のブロックチェーンアプリケーションに巨額の投資をしたことによって実施されました。

この取引は、主要銀行にとってブロックチェーンがいかに有益であるかを示しています。

一般的には、口座間の証券を譲渡するには数日かかります。

一方、ブロックチェーン上ではトランザクションが瞬時に行われます。 クレマ・スイスの分散台帳技術とブロックチェーン戦略責任者であるエマニュエル・アイドー氏は以下のように述べています。

「このプラットフォームは、あらゆる資産の移動をより効率的かつタイムリーに行うことを可能にするのです。」

金融機関によるプライベートブロックチェーン技術の導入が増えれば、仮想通貨市場にも何らかの影響があるでしょう。

リップルの導入は進展しているのか?

一部の銀行は独自のブロックチェーンへの投資に熱心ですが、リップルはパートナーシップの確保に奔走しています。仮想通貨の分野において、ブロックチェーン戦争が起きているのです。

中央管理者を持つ仮想通貨の開発は進んでいます。最近UAE Exchangeと中国のLianlian Internationalが研究と開発のために提携したという発表がありました。

さらに、スペインのBanco Santanderはリップルを利用した決済サービスを開始する予定で、アメリカのWestern Unionもリップルを使って実証実験を行っています。

また、サウジアラビアの中央銀行は、ブロックチェーンソフトウェアを使用して瞬時に国境を越えた支払いを実現するために、サンフランシスコに拠点を置く仮想通貨関連企業との契約を締結しました。

サウジアラビアは、リップルの企業用ソフトウェアソリューションであるxCurrentを利用して、追跡可能でより便利な決済方法を開発しようとしています。