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ビットコインATMとはどのような設備?
ビットコインATMは、コンビニなどに設置されている銀行ATMとほとんど変わらない見た目の設備です。
見た目は銀行ATMによく似ていますが、その中身は銀行ATMと大きく違い、ビットコインの購入や日本円への換金などの取引を行うことができます。
そのため、今までパソコンなどで取引所や販売所にアクセスして行っていた売買や送金、出金手続きをATMで行え、より簡単に決済やビットコインの取引を行うことができるでしょう。
また、ビットコインによる決済は現地通貨に両替を行う必要が無いため、世界中で同じ仮想通貨による決済を行うことができるというメリットもあります。
日本では外国人旅行者が増加しており、2020年には東京でオリンピックも開催されるため、両替の手間をかけずに決済を行うことができる仮想通貨と、ビットコインATMの組み合わせは小売店にとって大きなメリットとなるでしょう。
ビットコインATMの使い方
ビットコインATMを利用するためには、スマートフォンとスマートフォンにインストールされたウォレットアプリが必要となります。
ですので、まずはApp StoreやGoogle Playなどからスマートフォン用ウォレットを入手しておきましょう。
スマートフォンの準備ができたらATMで購入や換金を行います。
日本国内で設置されているビットコインATMは何種類かありますが、基本的な使い方はどれもほとんど同じ手順です。
購入の場合はまずSMSやメール、指紋などで本人確認を行います。
次にBTCをいくら購入するか入力し、ウォレットアプリの入金先QRコードを表示させ、ATMに読み取らせてください。
最後に購入に必要な日本円をATMに入れれば操作は完了です。
操作が終わったら、ビットコインがウォレットアプリに送金されたかどうか確認しておきましょう。
筆者の知り合いが海外でビットコインATMの使い方を教えて頂いてる時の動画も載せておきます。
日本円への換金を行う場合の使い方は、まず本人確認を行い、次に換金したい金額を入力してください。
換金にはビットコインをATMに送金する必要がありますので、ATMに表示された送金先QRコードをアプリで読み取り、送金を行えば現金の形でATMから出金されます。
手数料については、機種にもよりますが、取引を行ったビットコイン価格の数%です。
ビットコインATMにはどんな機種がある?
2017年12月現在、日本で設置されているビットコインATMはBMEXのものが多いようです。
BMEXはビットコインやイーサリアムの取引所であるBITPointと提携している国内の仮想通貨関連サービス企業で、自社でも取引所を運営しています。
また、ビットコイン以外の仮想通貨にも対応したATMも開発されており、こちらは大阪のガイアエクスチェンジという企業が開発し2018年3月からの稼働予定です。
ビットコインATMの設置場所は?
日本国内でのビットコインATMの設置が進んでいますが、2017年12月現在、設置されているのは主に六本木や渋谷などの外国人観光客が多い地域のようです。
変わった場所では、港区赤坂にある東京ミッドタウンにあるbitFlyerにデモ機が設置されています。
ただ、2017年から日本で始まった仮想通貨交換業の登録制度により、今まで使用されていたビットコインATMの撤去または利用停止が進んでいるようです。
そのため、既存のマップを頼りにビットコインATMを探しても、見つからなかったり、利用ができなかったりということもあります。
日本最大手のビットコインATMであるBMEX社のBTMについても、現在利用停止中ですので、注意してください。
日本国内のビットコインATMマップは以下のページで確認できます。
ビットコインATMで換金した際の税金について
ビットコインなどの仮想通貨を換金した場合、手数料以外にも換金した時点での利益に対する税金もかかります。
この税金は所得税の雑所得にあたり、給料以外に年間20万円以上の収入があった場合には確定申告を行わなければなりません。
この利益にはビットコインで決済を行った場合も対象となり、ビットコインを購入した時点でのビットコイン価格と、決済を行った際のビットコイン価格の差額で利益が得られた場合には申告が必要です。
ビットコインの市場価格は1日の間でも大きく変化しているため、決済当日にビットコインを入手し、すぐに決済を行ったとしても決済額次第では以外と大きな利益が得られてしまう可能性があります。
ビットコイン決済や両替による利益の計算はウォレットアプリの履歴から行えますので、ビットコインATMを利用されている方は、確定申告の時期が近づいたら差益が20万円を超えていないか確認しておくと良いでしょう。
仮想通貨の税金に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。