ビットコイン投資の失敗談とその原因とは
ビットコインに投資することで大きな利益を得たという方も多いのですが、やはり投資ですので、失敗して損失を出してしまったという方もいらっしゃいます。
実際に失敗した方からうかがった失敗談と、失敗した原因について考えてみましょう。
売買のタイミングを間違えた事例
Aさんは取引所でチャートを確認しながら価格の変動に合わせて利ざやを取るタイプの投資家で、信用取引でレバレッジをかけ、少ない変動でも十分な利益が出るように投資しています。
今日も短期的に価格が下がったので買い注文を入れましたが、値下がりは止まらずそのまま価格が下落、口座の証拠金維持率がロスカットラインに到達してしまい、強制ロスカットとなりました。
この失敗談は、信用取引でレバレッジを利用している場合に起こりやすい事例です。
レバレッジとは、口座に入っている証拠金に掛けられる倍率のことで、1万円の証拠金でレバレッジが5倍なら5万円として取引を行うことができます。
元手の5倍の額面で暗号通貨や仮想通貨の取引を行うことができるため、購入時より価格が上がれば利益も5倍となりますが、値下がりした場合にも5倍の損失となってしまうハイリスクハイリターンな投資方法です。
この投資方法では、ロスカットという処理が起きてしまったために値上がり前に損失が確定してしまいました。
ロスカットはレバレッジを掛けた際に投資家が限度を超えた損失となってしまわないよう、含み損が証拠金の一定割合以下まで達した瞬間に自動で決済を行うシステムです。
事例では、ロスカット基準が証拠金割合の50%以下の取引所だったため、口座の資産が半減するだけで済みましたが、取引所によっては金額で判断する場合もあるため、もっと損失が大きくなってしまうこともあります。
強制ロスカットによる損失を避けるためには、証拠金の額を大きくしてロスカット基準に余裕を持たせる、またはレバレッジの倍率を抑えて、ある程度の価格変動に耐えられるよう調整すると良いでしょう。
売買のタイミングを間違えた事例その2
こちらも売買のタイミングを間違えたことで失敗した事例です。
Bさんはビットコインを保有していますが、急激な値下がりが起こったため、損失を減らすために急いで売却。
ですが、売却後すぐに相場が反発して価格が上昇、価格上昇に乗り遅れないように急いで買い注文を出しますが、購入額が売却時の価格以上となり、手持ちのビットコインの枚数だけが減るという結果になってしまいました。
これは、ビットコインなどの仮想通貨や暗号通貨だけでなく、相場の動きが激しい市場でよく起こる失敗談です。
ビットコインは長期間高騰が続いていますが、1時間単位で見た場合、数万円単位で価格が下落することも多々みられます。
今のところ、ビットコインの価格は一時的に下落してもまた価格は上昇しているので、この事例でもそのままコインを保持していれば問題は無かったでしょう。
しかし、ビットコインは予想外の高騰が続いている状況のため、いつ暴落が起こっても不思議ではないという不安にとらわれることがあります。
この不安が原因で、予想を超える値下がりが起きた際に落ち着いて対処することができず、暴落の不安から損切りのために慌てて売却した結果、逆に損をしてしまうのです。
ただ、この動き自体は完全な失敗とは言い切れません。
もし本当に暴落だったとしたら損切りを行った判断は正しかったということになります。
ビットコインを始めとした暗号通貨や仮想通貨の市場では、大規模な値動きが多く発生するため、利益を得やすい反面、ちょっとしたミスによる損失も大きくなりがちです。
このような相場では、許容できる値下がりの範囲を把握し、短期的な価格変動に慌てず、冷静に対処することが重要となります。
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