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ペイパルでビットコインを購入することはできる?
基本的に、日本国内にある仮想通貨の取引所では、ビットコインなどの暗号通貨をPayPalで購入することはできません。
そのため、日本で認可を受けた取引所や販売所でビットコインを購入したいという場合には、クレジットカードまたは取引所の口座に銀行から入金するという形になります。
海外の一部の販売所では、PayPalを用いてビットコインを購入することができるため、どうしてもペイパルを使いたいという方は海外の販売所を利用すると良いでしょう。
まずはPayPalの口座番号を用意する
ペイパルでビットコインを購入する場合、まずはペイパルの口座番号を用意する必要があります。
上記のサイトにアクセスし、個人で利用するならパーソナルアカウントを選択してください。
すると、メールアドレスとパスワード、その他住所氏名などを入力する画面が出てきますので、必要事項を入力、最後にクレジットカードまたはデビットカードの情報を入力すれば完了です。
これでPayPalの口座が作成され、さまざまな取引にPayPalを利用できるようになります。
ちなみに、いわゆる口座番号というものはPayPalにはありません。
登録した際のメールアドレスを用いて取引を行いますので、複数のメールアドレスをお持ちの方はどのアドレスを使ったか忘れないようにしましょう。
PayPalに対応したビットコイン取引所
PayPalの口座を作成したら、次はPayPalに対応したビットコイン販売所への登録を行い、ビットコインを入手します。
ただ、PayPalを用いてビットコインを購入できる販売所は現状では「VirWox」というサイトしかありません。
こちらは、セカンドライフという大規模な仮想世界で使用されている通貨「リンデンドル」を他の通貨へと両替することができるサイトです。
そのため、手順としては
- 1.PayPalを用いて米ドルを入金
- 2.入金した米ドルでリンデンドルを購入
- 3.リンデンドルをビットコインに両替
- 4.入手したビットコインを自分のブロックチェーンアドレスに移動
という流れになります。
通常の仮想通貨や暗号通貨の取引所や販売所と違い、ひと手間余分にかかりますので、どうしてもPayPalを使って購入したいという場合以外にはあまりおすすめはできません。
また、手数料についても、1回の両替ごとに約4%必要となりますので、ドルからビットコインに両替するだけで8%近い手数料がかかります。
国内大手の販売所、取引所であるbitFlyerの場合、手数料は精々0.15%、銀行口座への入金も数百円で収まりますので、投資目的でビットコインを購入するなら国内で認可されている取引所を使った方が良いでしょう。
ビットコインの購入はクレジットカードや銀行振込が便利
PayPalを用いてビットコインなどの仮想通貨や暗号通貨を購入することは一応可能ですが、手数料や手間などを考えるとよほどの理由がなければ国内の取引所を使った方がコストも手間もかかりません。
PayPalを用いれば、銀行の口座番号やクレジットカードの番号を相手に知られることなく取引が行えるため、セキュリティの観点から安全性が高まります。
ですが、2018年現在、直接PayPalで入金が行える取引所や販売所は存在しないため、どうしてもPayPalでビットコインを購入したいという場合は先ほどご紹介した「VirWox」を利用するしかありません。
日本では、2017年10月より仮想通貨や暗号通貨の取引及び販売については財務省の認可が必要となりました。
そのため、認可を受けた取引所などを利用する場合、今までより安全に取引が行えるようになってきています。
PayPalは安全な取引方法ではありますが、日本でビットコインの取引を行うなら、銀行口座やクレジットカードだけで簡単に入金できる、国内の認可済み取引所や販売所を利用した方が良いでしょう。