仮想通貨は危険?仮想通貨の危険性とリスクの回避策28選

みなさんは、仮想通貨にどんなイメージを抱いていますか?

man
「暴落したなんて話も聞くし、なんだかあぶなそう!」
「詐欺も多いから、関わらないに越したことはない!」

なんてイメージを持っているかと思います。

2017年の年末から2018年の初頭にかけて、多いに盛り上がった仮想通貨ですが、実際に仮想通貨には投資対象としてもうけられるメリットも多い反面、リスクやさまざまな危険性が潜んでいます。

この記事では、一般的な仮想通貨のイメージと現状を比較し、さらに危険性・リスクとそれに対しての回避策を紹介していきたいと思います。

この記事を読んでいただければ、仮想通貨のリスクと回避策がすべてわかるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

目次

一般的な仮想通貨のイメージと現状

一般的な仮想通貨のイメージと現状

まずは、一般的な仮想通貨のイメージと、実際の仮想通貨の状況がどのようなものかを見ていきましょう。

仮想通貨の危険性とリスク、その回避策を知る上でもイメージと現状のギャップを把握することは、重要なので覚えておきましょう。

仮想通貨は危険・あやしい

仮想通貨に興味のない人の多くが、「仮想通貨は危険・あやしい」というイメージを持っています。

この1番の理由は「マウントゴックス」のハッキング事件が原因です。

これは2011年6月に起こった事件でビットコインの価格がハッキングによりわずか1セントになってしまい、それによって875万ドルもの損失を出してしまったと言われています。

テレビのニュースでも、当時CEOを勤めていたマルク・カルプレスの豪華な生活とともに大々的に報道され、世間の仮想通貨に対するイメージは「危ないもの」というレッテルを貼られてしまいました。

これに対しての実際の状況

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「それでは、実際に仮想通貨市場は本当に危ないものなのでしょうか?」

2018年9月現在、仮想通貨の過去にあったさまざまな事件から、金融庁が大規模な監査や規制をはじめました。これによって、現在の仮想通貨の市場は健全なものになりつつあります。

以前は金融庁の認可がなくても、取引所を運営することができましたが、現在は金融庁の認可のない取引所は運営することすらできないようになっています。

こういったことからも、日本国内においては過去に比べ現時点では、危険性は徐々に減ってきていると考えることができます。

仮想通貨は詐欺が多い

仮想通貨には、詐欺が多いと言われています。

それはなぜかというと、仮想通貨は発行時にICOという事業のための資金集めを行うのですが、このICOを使った詐欺が非常に多いことが原因となっています。

存在すらしない架空の仮想通貨を作り上げ、「必ず値上がりする」といった宣伝で仮想通貨を販売し、お金だけ持って消えてしまうといった具合です。

これに対しての実際の状況

2018年9月現在、実際に仮想通貨のICOを利用した詐欺はまだ多いのが現状です。しかし、これも上述した金融庁の規制によって国内では減りつつあることは間違いありません。

海外でもアメリカや中国では規制が出来上がり、ICOは禁止されています。

こうしたことからも、仮想通貨を使った詐欺は少なくなってきていると考えることができます。

仮想通貨はバブル

2017年は仮想通貨で「億り人」なんてニュースをよく耳にしたかと思います。仮想通貨は、発行時の値段から何千倍何万倍という異常なまでの値上がりを記録しました。

これによって、実際に仮想通貨は多数の億万長者を国内外に生み出しました。仮想通貨で一攫千金を狙って投資をはじめた人が、ほとんどでしょう。

これに対しての実際の状況

それでは、2018年9月時点での現状を確認しましょう。暴騰につぐ暴騰を見せた仮想通貨ですが、今現在仮想通貨市場は冷え切っています。

バブルが終わり、大暴落を見せています。周りでもニュースでも仮想通貨の話をする人は、ほとんどいなくなってしまいました。

つまり2018年現在、バブルにあった仮想通貨の市場は、そのバブルを終えて本来あるべき姿に戻ろうとしているのです。

以上、仮想通貨における一般的なイメージとその現状を比較してまとめました。

この項目でおさえておきたいポイント

  • 仮想通貨は金融庁の規制で徐々に危険性が減りつつある
  • 仮想通貨の詐欺も金融庁の規制で減ってきている
  • 仮想通貨のバブルは現時点で終わり本来の姿に戻りつつある

仮想通貨の実際の危険性とその回避策

仮想通貨の実際の危険性とその回避策

それでは、現状が把握できたところで実際の仮想通貨の危険性とそのリスクの回避策を確認していきましょう。

危険性その1.ボラティリティが高い

仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が大きいと言われてきました。

これは、仮想通貨の市場のバブルが終わった現時点でも変わらないことです。大きな利益を狙える反面、値下がりによる損失のリスクもあります。

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このリスクに対する4つの回避策

それでは、このリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

1.余剰資金で投資する

余剰資金とは「なくなっても良いお金」のことです。

価格変動による損失のリスクを避けるためにも、自分の資金をすべて使うような投資はおすすめしません。

仮にすべての資金を使って投資を行って利益が出たとしても、その後もまた同じような投資方法を続ければ必ず損失が出ます。

こういったことを回避するためにも、投資はあくまでもなくなっても良いお金で行うようにしましょう。

2.ロスカットを入れる

価格変動による損失を防ぐためには、ロスカットを入れることも非常に重要です。

ここでロスカットを入れる参考例として、投資家として有名な「神王リョウ」氏が株の投資でやっていた投資手法の「スパイダー投資法」をご紹介したいと思います。

この投資方法は、10回の投資で8回損失を出しても、そのうち2回で勝てば利益を出せるという投資方法です。

この投資方法では10%以上の値上がりが起きたら決済する注文を入れて、それと同時に注文価格から2割下がった時点で決済されるようなロスカットを入れています。

これによって10回の投資でたとえ負けの回数が多くても、勝った時の投資で利益をそれ以上の利益をあげることができるので、最終的には運用益がプラスになるというものです。

一流の投資家ですら、株という安定している投資対象に投資をする時にロスカットを入れているので、ボラティリティの高い仮想通貨では、ロスカットは必須で入れるべきでしょう。

3.無名なコインには投資しない

仮想通貨のボラティリティの高さを回避するためには、無名のコインに投資しないことも重要です。

この理由は、無名の仮想通貨の場合、ボラティリティが高いだけでなく値段が下がりっぱなしで上昇しない可能性もあるからです。

また、無名のコインは時価総額が低いことがほとんどで、少額の資金でも価格を簡単に操作することができるので、それによって損失を受ける可能性もあります。

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こういったことを避けるためにも、時価総額の低い無名のコインに投資するのは、避けて時価総額の高い仮想通貨に投資をするようにしましょう。

4.FX取引はやらない

FX取引とは自己資金を証拠金として提出することで、それを担保に借り入れを行い、自己資金以上の資金で投資を行う投資手法です。

これは通常よりも大きな利益をあげることができる反面、自己資金以上の損失を出してしまう可能性もあります。

値段の上下が激しい仮想通貨では、下落によって通常の為替取引などで使うFXよりもさらに大きな損失を生んでしまう可能性もあります。

ボラティリティのリスクを避けるためにも、FX取引は行わないようにしましょう。

危険性その2.ハッキングのリスク

ハッキングのリスクは、仮想通貨の永遠のテーマとも言えます。

インターネット上のお金であるという特徴が、仮想通貨の最大のメリットであり弱点です。インターネット上に存在するということは、ハッキングを受けるリスクが常につきまといます。

企業はセキュリティを強化しても、ハッカーは強化したセキュリティをさらに打ち破ろうとしてくるので、イタチごっこのような状態です。

いくらその取引所がセキュリティに力を入れていると宣伝していても、ハッキングのリスクは永遠になくならないのです。
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このリスクに対する6つの回避策

それではこのリスクに対する回避方法には、どのようなものがあるかを見ていきましょう。

5.盗難された場合の補償があるか確認する

取引所に登録する前に、資金を盗難された場合の補償があるかを確認しましょう。

仮にハッキングにあって自分の資金を失ったとしても、取引所でその金額を補償してくれるのであれば安心です。

取引所の中には、ハッキングされてそのまま補償もしないということもざらにあります。

そういったことにならないためにも、補償の有無は確認しておきましょう。

また、アメリカの大手保険会社「Marsh and McLennan」が仮想通貨の取引所に対して、盗難時の保険を提供する計画を立てており、今後は補償のありかたも変わってくる可能性がありますので、情報は常にチェックしておくことをおすすめします。

6.取引所のセキュリティを確認する

仮想通貨の取引所に登録する際には、その取引所がどのようなセキュリティ対策をとっているかも確認しておきましょう。

確認する項目は以下の3つです。

取引所のセキュリティで確認しておきたい3つのこと

  • コールドウォレット
  • マルチシグ
  • 2段階認証
「コールドウォレット」

「コールドウォレット」とは、仮想通貨を保管する際に使うウォレットの一種です。

通常ウォレットは、すぐに使えるように外部のネットワークとつながっているのですが、このネットワークを完全に遮断しているウォレットを指しています。

これによって、外部からの侵入を防ぐことができるので、安全に資産を保管することができます。

2018年の4月に起こったコインチェックのハッキング事件では、仮想通貨をコールドウォレットに保管していなかったことでハッキングにあってしまいました。

よって、資産管理にコールドウォレットを使っているかどうかは必ず確認するようにしましょう。

「マルチシグ」

「マルチシグ」とは、取引の承認の際に複数の秘密鍵を使い署名を行う方式のことを指します。

通常の仮想通貨の取引の承認では、1つの秘密鍵を使って行います。この方式では、この秘密鍵を第三者に知られてしまうことでハッキングを受けてしまうというリスクがあります。

これを防ぐためにマルチシグでは、複数の秘密鍵を使うことで、たとえ1つの秘密鍵を紛失してしまっても、すべての秘密鍵が揃っていないと、取引の承認を行えないのでハッキングのリスクを下げることができます。

「2段階認証」

2段階認証は取引所へのログインの際に、通常のIDとパスワードの入力にプラスして、一定時間有効となるパスワードの入力を必要とするログイン方式です。

これを設定することで、仮にIDとパスワードの情報を知られてしまっても、2段階認証のパスワードは知ることができないので、不正なログインを防ぐことができるのです。

以上、取引所のセキュリティを確認する際には、上記の3点を必ず確認するようにしましょう。

7.取引所に分散して保管する

ハッキングのリスクを減らす方法としては、取引所に分散して保管する方法も効果的です。

これによって、もし自分の資産を預けていた取引所でハッキングにあったとしても、損失を少なくすることができます。

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あまりにもたくさんの取引所に分散して保管してしまうと、どこにどれくらい保管しているかわからなくなったり、送金の手数料が高くなってしまうので、分散保管する際には3ヶ所から6ヶ所くらいに均等に保管しておくと良いでしょう。

8.webウォレットで保管する

仮想通貨インターネット上のwebウォレットに保管することもできます。

webウォレットを使うことで、取引所よりも狙われるリスクが下がり安全に保管することができます。

webウォレットは基本的に無料で使えて、簡単に作れるので初心者の方にもおすすめの保管方法です。

また、「取引所に保管するのが不安だなあ」といった方にも向いているので、ぜひ活用してみてください。

9.ペーパーウォレットで保管する

仮想通貨は、紙のウォレットにも保管することができます。通常仮想通貨のウォレットは、インターネット上にその情報が保存されます。

これに対してペーパーウォレットでは、仮想通貨のウォレットの情報を紙に記録するので、その紙を誰かに見られなければ情報を盗まれるリスクもなく、仮想通貨の盗難にあう心配もありません。

ペーパーウォレットには、紙自体を紛失すると仮想通貨を取り出せなくなるリスクもあるので、使う際には保管方法に気をつけて利用することをおすすめします。

10.ハードウェアウォレットで保管する

取引所のハッキングリスクへの最後の回避策は、ハードウェアウォレットに保管する方法です。

ハードウェアウォレットは名前のとおり実物の機械で、その機械の中に仮想通貨を保管します。

また、この機械はバックアップを事前に取ることができるので、万が一機械の故障が起こっても、新しいものを購入して復元できるので安心です。

おすすめのハードウェアウォレットを載せておきますので参考にしてみてください。

「Ledger Nano S」

ビットコインやイーサリアムをはじめとした代表的な仮想通貨に対応したウォレットです。国内でも人気の高い仮想通貨のリップルも保管することができます。

参考:「Ledger Nano S(レジャーナノエス)」

「TREZOR(トレザー)」

仮想通貨のウォレットの中でも代表的なウォレットです。ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨にも対応しています。

「Trezor One」と「Trezor Model T」の2種類のモデルが発売されており、Trezor Model TではSDカードにてそのデータを移動・保管することもできます。

参考:「TREZOR(トレザー)」

危険性その3.ニュースに影響されやすい

仮想通貨はネガティブなニュースに敏感に反応します。ここ最近の暴落は特に、ビットコインのETF不承認や各国の規制が強まったことなどのニュースによるところが大きく寄与しています。

ニュースで相場が影響を受けるのは仮想通貨に限らず、株や為替などの世界でもあり得ることなので、今後の仮想通貨もニュースによる影響は避けられないでしょう。

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このリスクに対する2つの回避策

それではこのリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

11.ニュースをチェックして資金を避難する

このリスクを避けるためには、ニュースをできるだけチェックしておく必要があります。そしてネガティブなニュースが出た時には、資金を引き上げる勇気を持つことも必要です。

仮想通貨は「ガチホ(ガチでホールドする)」という長期保有がトレンドになっていますが、わかりきってるリスクは回避するに越したことはありません。

資金を避難する際には日本円などの法定通貨と交換するか、「USDT(ユーエスドルテザー)」など、ドルと一定の交換価値を持つものなど、価格が安定しているものと交換しましょう。

12.良いニュースの時だけ資金を投入する

仮想通貨は良いニュースがあれば素直にチャートが反映します。これをうまく使うことでリスクを回避でき、利益を狙うこともできるのです。

もし良いニュースに運良くめぐりあえ、購入することもでき利益も出たら、欲張らずにすぐに決済して利益を確定させましょう。

危険性その4.政府による規制

ここ最近の暴落の原因ともなっている、政府の規制はもっとも強力な力を持っています。

たとえば、政府が仮想通貨の取引を禁止すれば取引自体ができなくなりますし、場合によっては全くの無価値となってしまいます。

現状、仮想通貨の市場はまだ未成熟で各国で手探りで規制をしている状況であることからも、今後どんな規制が入ってくるかわかりません。

このことからも、政府による規制はもっとも懸念すべき事項の1つとなっています。

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このリスクに対する2つの回避策

それではこのリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

13.規制に厳しい国や規制に厳格に対応する取引所は使わない

海外の仮想通貨取引所では、ここ最近の金融庁の規制を受けて日本人の取引を禁止するところも出てきました。

実際に私も使っていた「HitBTC(ヒットビーティーシー)」という取引所から、「もう間も無く日本人の利用を禁止する」というメールがきて、慌てて保有していた仮想通貨を売って資金を国内取引所に戻した経験があります。

この時は一定期間の猶予を取引所側が設けてくれたので助かりましたが、もしこういった期間もなく急に全く取引ができない状態にされてしまったら、そこに預けている仮想通貨は永遠に取り出すことができません。そうなったら大変です。

こういったことを避けるためにも、規制が厳しくなってきた国や日本のルールに従いそうな取引所は最初から使わないことをおすすめします。

14.規制がかかる前に資金を引き上げる

もしもうすでに、海外の取引所を使っていて資金を預けている場合は、できる限り早めに引き上げておくことをおすすめします。

上記でも解説しましたが、金融庁の規制に従った場合、海外の取引所はその基準に達していないので、場合によっては日本人の取引を禁止する可能性があります。

これを避けるためにも、現時点で海外の取引所を使っている人は資金を引き上げておくことをおすすめします。

危険性その5.取引所の倒産

仮想通貨には、取引所の倒産というリスクもあります。仮想通貨の取引所はベンチャー企業が運営していることも多く、そういった企業には資金力がありません。

そのため、何かしらのトラブルが起きた場合には、その被害に耐えきれず倒産する可能性があり、これによって預けていた資金も損失してしまうことになります。

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このリスクに対する2つの回避策

それではこのリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

15.親会社を確認する

取引所の倒産リスクを見極めるためには、親会社を確認することがとても重要です。

たとえば国内の取引所ではGMOインターネットグループが運営する「GMOコイン」や、DMMグループが運営する「DMM Bitcoin」など、事業基盤がしっかりしている大手企業が親会社の取引所があります。

こうした企業は仮に経営難で倒産することになっても、親会社がそれを防いでくれますし、場合によっては損失を補填してくれます。

このように倒産のリスクを回避するためには、親会社がどの会社かを確認することは必須と言えるでしょう。

16.資本金を確認する

その会社の資本金を確認することも大事なポイントです。資本金が多ければ、何かしらの損失が発生した時にも対応することができます。

逆に資本金が少なければ、損失が発生した時にも対応することができません。

このため、親会社の確認と合わせて取引所の資本金を確認するようにしましょう。

危険性その6.技術が未発達で資産を紛失する可能性も

仮想通貨の技術は、まだ未発達です。技術のトラブルで引き起こされる損失リスクも存在します。

たとえばアドレスの間違いによる送金の失敗や、ネットワーク自体に不具合が発生して、取引自体が消滅してしまうなどといった現象も起きています。

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このリスクに対する2つの回避策

それでは、このリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

17.送金先のウォレットアドレスを確認する

送金時の失敗でもっとも多いのは、アドレスの間違いによるものです。仮想通貨のアドレスは似たようなものが多く、間違いやすくなっています。

そしてこのアドレスを間違えると、仮想通貨自体が紛失してしまいます。

これをなくすためにも、送金先のウォレットアドレスを送金時に2重で確認するようにしましょう。

18.ネットワークの混み具合を確認する

ネットワークが異様に込み合いっていると、そのネットワーク自体にトラブルが発生してしまう可能性があります。

これによって送金先のアドレスが間違っていなくても、仮想通貨を紛失してしまうといったリスクがあります。

このため、自分が仮想通貨で送金を行う際は、できるだけネットワークが混み合っていない時に送金を行うようにしましょう。

危険性その7.ウォレットの情報を紛失してしまう

仮想通貨は、どのような場合でもウォレットで保管します。これは個人で保管する場合でも、取引所で保管する場合でも同じです。

ウォレットの情報は、さまざまな方法で管理できます。

仮想通貨のハッキングリスク回避方法でもご紹介したように、オンラインでネット上で保管する「webウォレット」や機械に保管する「ハードウェアウォレット」、紙に記載する「ペーパーウォレット」などがあります。

上記いずれの場合でも、紛失してしまうとそのウォレットに二度とアクセスできなくなります。仮想通貨にはこのウォレットの情報の紛失というリスクが存在するのです。
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このリスクに対する3つの回避策

それでは、このリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

19.バックアップを取る

ウォレットは、バックアップを取ることができるので、必ずバックアップを取ることをおすすめします。

バックアップの方法はウォレットによりけりですが、バックアップデータを複数の暗号を使い復元する方法が一般的となっています。

どのような方法でもいいので、バックアップをとっておきましょう。

20.写真を撮影しておく

たとえば上記の方法で暗号を使いバックアップを行った場合、さらにその情報を写真で収めておくことをおすすめします。

この写真はスマホで撮影して、さらにその写真をパソコンにバックアップすることも重要です。

これを聞いて「やりすぎじゃない?」と思われる方法かもしれませんが、私の体験談として、携帯が水没で壊れた後、パソコンのハードディスクが飛んで使えなくなってしまった経験があり、この方法を使っていたにも関わらずそのバックアップの情報すべてを紛失してしまいました。

ここまでやっても、紛失する可能性があるので、ここまでやるのは最低限する必要があると考えておいてください。

21.紙に印刷する

ウォレットのバックアップの情報は、上記の写真で撮影して残しておくだけでなく、さらに紙に書いて残すか、印刷して残しておくとさらに良いでしょう。

紙はデジタルのデータと保管方法が異なるので、パソコンやスマホなどの機械の故障にも影響を受けません。

紙の保管は、普段自分が大事な書類を保管している場所にまとめて保管しておくと良いでしょう。

危険性その8.送金手数料が高く送金が遅い

仮想通貨には、送金手数料の高さと送金時間の遅さもその危険性として存在します。

これは仮想通貨の技術が、まだ未発展であることも理由となっています。

ネットワークが混み合ってしまうと取引の処理が追いつかず、手数料を高く設定しないと送金の処理を行ってくれない、また、処理に時間がかかり送金が遅くなってしまいます。

また、この問題のことをスケーラビリティ問題と呼んでいます。

たとえばビットコインでは、1ブロックあたりの承認速度が、およそ10分で6ブロックの承認が推奨されているため、1つの送金におよそ60分の時間が必要となります。

また、1ブロックあたりに処理できる取引の量にはセキュリティの観点から上限が1MB(メガバイト)と定められており、それ以上の取引を1度に処理することができない仕組みとなっています。

ビットコインはこれによって送金が遅くなり、送金するための手数料が高額となり、2017年の年末では1つの送金に1日以上、送金手数料も2000円以上と高額になってしまいました。

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このリスクに対する4つの回避策

それでは、このリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

22.送金速度が遅い

送金速度が遅いことへの対応方法は、送金速度の速い仮想通貨を使うことで解決することができます。

仮想通貨は、その通貨ごとに作られた目的が違く、決済を本来の目的として作られた仮想通貨は、送金速度が速くなっているものが多くなっています。

送金先の対応通貨を確認しつつ、送金速度の速い仮想通貨を柔軟に使うことで、この問題を解決することができるのです。

23.高い時には送金しない

この問題に対しての1番の解決策は、高い時にはそもそも送金しないという方法があります。送金手数料は取引所ごとに定められているので、取引所で送金手数料がいくらになるか確認しましょう。

また、ウォレットから直接送金する場合には、その仮想通貨のネットワークの混み具合を確認できるサイトがあるので、そういったサイトを使い確認することで手数料を抑えることができます。

24.手数料の安い通貨を使う

送金手数料を安くするための解決策は、送金手数料の安い通貨を使うことがもっとも効果的です。

仮想通貨の送金手数料は、その仮想通貨ごとに変わってきます。たとえば銀行間の国際送金を目的として開発された、仮想通貨のリップルでは手数料を数十円で済ませることができます。

よって仮想通貨の送金に際には、送金先がその通貨を受け入れられるかどうかを確認して、送金手数料の安い通貨を使うようにしましょう。

25.技術改善を待つ

技術の改善を待つのも、1つの解決方法の1つです。

上述したスケーラビリティ問題は、兼ねてからさまざまな仮想通貨の課題となっており、その解決のための研究がされてきました。

そして2018年にビットコインのメインネットで、この問題の解決に使うことができるライトニングネットワークという技術が正式にスタートしました。

これは、ブロックチェーンの外側にオフチェーンというブロックチェーンと連動するネットワークを構築し、そこに決済専用のチャンネルを作ることで、そのチャンネル内に参加している複数人との複数回取引を可能とするものです。

これによって、ブロックチェーンへの記録が必要なくなるので、送金時間の短縮と手数料の大幅な削減を行うことができます。

実際にアメリカのシリコンバレーでは、このライトニングネットワークを使った決済を導入している店舗もあり、すでに実用化が始まっています。

こういったことからも、技術の発展はもうすぐそこまで来ているとも考えることができるので、それを待つのも1つの手段ということができます。

危険性その9.詐欺が多い

仮想通貨には、詐欺が非常に多くなっています。詐欺の文化自体は昔からあり、その手法を仮想通貨に応用したものと考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば昔からある詐欺の手法として、新規上場の未公開株を購入できるといった詐欺手法があります。これは存在しない架空の企業の株を購入できるチャンスがあると言って、お金をだまし取ろうとするものです。

そして詐欺は非常にその見極めが難しくなっています。詐欺師は念入りに計画を練って資料を作り、巧みな話術で騙してきます。

このような手法を仮想通貨にも応用して騙す詐欺が、現時点でも非常に多いということができます。

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このリスクに対する3つの回避策

それでは、このリスクに対する回避方法にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

26.ICOには参加しない

仮想通貨には「ICO」というものがあります。これは企業が自社のプロジェクトのためにオリジナルのトークンを発行し、そのトークンを販売することで、事業のための資金集めを行うことを指しています。

このICOは、その約8割が詐欺と言われています。実際に仮想通貨を使った詐欺のほとんどは、このICO似寄るものが多いことからもこの推測は間違っておらず、また、実際に詐欺ではないプロジェクトも技術開発がうまくいかずプロジェクト自体が頓挫してしまうことがありえるのです。

仮想通貨の新規発行を検討する企業というのは、そのほとんどがベンチャー企業です。ベンチャー企業は設立から数年でほとんどがその姿を消しています。

それくらい企業の経営というのは難しいものとなっているので、そこに詐欺も入ってくるとなるとICOを見極めることは非常に難しいということができます。

このことからもICOには、基本的に参加するのはやめておいたほうが良いでしょう。投資をするのであれば、そのプロジェクトのトークンが上場した後に投資をするか、現時点で時価総額が上位の仮想通貨に投資をすることをおすすめします。

27.聞いたことのないものには投資しない

まずは自分が聞いたことのないものには、投資をしないというスタンスを取ることをおすすめします。このスタンスを取っていれば基本的に騙されるということはないでしょう。

そもそも誰も知らないようなものや、ネットで調べても情報が出てこないようなものは信頼性が全くありません。中には実際に飛躍できるプロジェクトもありますが、その可能性は非常に小さくごく稀です。

これによって損失を被らないためにも、まずは自分が知らないものには投資をしない、または警戒を怠らないというスタンスを取ることをおすすめします。

28.詳しい人に相談する

もしこの話は詐欺かなと感じたら、その分野で詳しい人に相談するようにしましょう。その分野での専門家に聞くことで、客観的な意見を聞くことができます。

こういった詐欺などに合う場合、そのほとんどが自分自身が周りが見えなくなっている状態となっています。

そのため、冷静な人に相談することであらためて落ち着いてその話の信頼性や実現する可能性を考えることができるのです。

また、周りに知り合いげいなければ金融庁の窓口に相談することも良いでしょう。お金を払って相談に乗ってくれる会社もありますが、金融庁では無料で相談に乗ってくれるのでお金がない人にもおすすめです。

以上、仮想通貨の持つ危険性とリスク、その回避方法についてご説明しました。

ポイントをまとめておきましょう。

この項目でおさえておきたいポイント

  • 仮想通貨にはさまざまな危険性やリスクが現時点でも存在する
  • 回避策はその危険性ごとにいくつか存在するので自分にあったものを使う
  • 困ったら詳しい人に相談するか金融庁に相談する

仮想通貨にはリスクがあるが大きな可能性もある

以上、ここまで仮想通貨の危険性とリスク、世間一般的なイメージと現時点での実際の状況を比較し、実際の回避方法を分析してみましたが、いかがでしたでしょうか?

ここまで見てきたことで、仮想通貨にはさまざまなリスクや危険性があることがわかったと思います。また、その都度それに対しての回避策を使うことでそのリスクを避けることができます。

今回は仮想通貨の悪い部分ばかりが目立ってしまいましたが、仮想通貨にはリスクがある反面その可能性も非常に大きなものとなっています。これは投資の面だけでなく、私たちの実生活も将来的に豊かで明るいものにしてくれるものです。

その普及のためにも、仮想通貨に関する正しい知識を身につけておき、事前に準備をしておくことをおすすめします。

みなさんも仮想通貨の今後の動向にぜひ注目してみてくださいね!