この記事では、仮想通貨関連のおすすめアプリについてその概要の解説と、それぞれの用途・目的に合わせて紹介していきます。
2017年ごろから盛り上がりを見せた仮想通貨ですが、2018年はさらなる盛り上がりが期待できます。
今回の記事は、

という方にはピッタリの内容なのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
仮想通貨のアプリの種類

仮想通貨のアプリには大きく分けて以下の5種類のアプリがあります。
仮想通貨の5種類のアプリ
- 取引所アプリ
- ポートフォリオ管理アプリ
- 価格比較・情報収集アプリ
- 仮想通貨ウォレットアプリ
- セキュリティ対策アプリ
それぞれ分類した内容ごとにアプリの特徴や使用用途も変わってきます。
それではさっそくそれぞれのアプリ概要とおすすめアプリを見ていきましょう。
取引所アプリ

まずは取引所アプリについて見ていきましょう。

それ以外にも「通貨ごとのチャートの確認」といった用途にも使うことができ、その取引所で取り扱っている銘柄であればアプリを使ってチャートを確認することができます。
トレーディングに関しては、取引所ごとに口座の開設が必要なので、済んでない方は先に開設を行いましょう。
こんな人におすすめ!
- 仮想通貨の購入や取引がしたい
- 仮想通貨のチャートを確認したい

おすすめ取引所アプリ
それでは、おすすめの取引所アプリを見ていきましょう。今回は国内・国外の取引所どちらも紹介していきます。
1.ビットフライヤー(bitFlyer))
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「ETC(イーサリアムクラシック)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「LSK(リスク)」「MONA(モナコイン)」
- 「LTC(ライトコイン)」
ビットコインの国内取引高No. 1のビットフライヤーが提供するアプリです。iPhoneとAndroidどちらにも対応しています。
セキュリティ対策もしっかりしており、ユーザー資産のほとんどを外部ネットワークから遮断された「コールドウォレット」で保管しているだけでなく、送金に関しても「マルチ・シグアドレス」を採用しているため不正な書き換えなどの悪質な攻撃を防いでくれます。
ビットフライヤーでは会員ランクが定められており、仮想通貨の送金や受け取りがメインの「ウォレットクラス」と、ウォレットクラスの機能に仮想通貨のトレーディングもできる「トレードクラス」に分かれています。
マルチシグとは?
1つの取引に対して通常は1つの秘密鍵を使って取引を行います。この秘密鍵を紛失してしまったり、第3者に知られてしまうと悪用されるリスクがあります。
マルチシグは、1つの取引に対して複数の秘密鍵を使うことで、秘密鍵の紛失や盗難によるハッキングのリスクを減らしてくれる仕組みです。
2.ビットバンク(bitbank)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「MONA(モナコイン)」
- 「LTC(ライトコイン)」
2018年4月12日に、bitbankのアプリがリリースされました。iPhoneとAndroidどちらにも対応しています。アプリでは仮想通貨の現物取引だけでなく、先物取引も提供しています。
ビットバンクでは、国内でも人気が高い「XRP(リップル)」を取り扱っています。

3.コインチェック(Coincheck)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「LSK(リスク)」
- 「LTC(ライトコイン)」
- 「ETC(イーサリアムクラシック)」
- 「FCT(ファクトム)」
- 「NEM(ネム)」
NEM流出事件でも話題となったコインチェックです。流出事件後は、金融取引大手のマネックスに買収されています。
2018年はネガティブなことが多かったコインチェックですが、アプリの使い勝手は非常に良く、シンプルなチャート表示で価格の把握がしやすく、取引においても購入から売却までワンタッチでできるようになっています。

4.DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「LTC(ライトコイン)」
- 「ETC(イーサリアムクラシック)」
- 「NEM(ネム)」
DMMグループが運営する仮想通貨取引所の「DMM Bitcoin」です。iPhoneとAndroidどちらにも対応しています。
DMMは、いまや誰もが知っている企業なので、トラブルが起こった際のサポートなども充実しており、安心して取引を行うことができます。
5.GMOコイン(ジーエムオーコイン)FXアプリ「ビットレ君」
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「LTC(ライトコイン)」
「GMOコイン」では、2018年9月5日からは従来の販売所形式の仮想通貨の交換だけでなく、板形式の取引所形式のサービスも開始しています。
FXアプリの「ビットレ君」では、レバレッジを効かせた取引も対応しているのでFXをしたい方にもおすすめです。
金融庁認可の取引所でもあるので、セキュリティやサポート面でも安心ということができます。
アプリは、iPhoneとAndroidどちらにも対応しています。
6.QUOINEX(コインエクスチェンジ)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「QASH(キャッシュ)」
国内でも人気の高い仮想通貨取引所である「QUOINEX」です。
QUOINEXの取引所内で使える、「QASH」を唯一取り扱っている取引所です。
「QASH」は、金融庁認可の仮想通貨取引所が行った法律に則った、ICOということで大きな話題を呼び、資金調達額も112億円と国内最大規模のICOとなりました。
2018年9月より「Liquid」にサービス名を変更しています。
法定通貨も、
- 「JPY(日本円)」
- 「 USD(アメリカドル)」
- 「EUR(ユーロ)」
- 「AUD(オーストラリアドル)」
- 「 HKD(香港ドル)」
- 「SGD(シンガポールドル)」
- 「CNY(中国人民元)」
- 「 PHP(フィリピンペソ)」
- 「IDR(インドネシアルピア)」
と多岐に渡ったペアの取引が可能となっています。

7.ザイフ(Zaif)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「ETC(イーサリアムクラシック)」
- 「NEM(ネム)」
- 「COMSA(コムサ)」
など
よって、

といった方には、非常におすすめのアプリとなっています。
また、ザイフでは自社で提供するICOのプラットフォームを提供する「COMSA(コムサ)」というサービスも提供しています。
現時点では、COMSAを使ったICOはまだ行われていませんが、今後の展開によっては有望な国内企業のICOに参加できる可能性もあるので、ICOに興味がある方にもおすすめとなっています。
「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」とは?
事業を行いたい企業が、その資金集めのために自社のオリジナルトークン(仮想通貨)を発行して、その販売を行うことです。
8・バイナンス(BINANCE)
取り扱い通貨
- 「BTC(ビットコイン)」
- 「ETH(イーサリアム)」
- 「XRP(リップル)」
- 「BCH(ビットコインキャッシュ)」
- 「LTC(ライトコイン)」
- 「ETC(イーサリアムクラシック)」
- 「NEM(ネム)」
など
本社の拠点を香港からマルタに移した仮想通貨取引所「バイナンス」です。アジア圏内で創業した仮想通貨取引所の中では、世界でもトップクラスに入る取引高を誇っています。
取り扱い通貨は、非常に多くおよそ80種類以上の銘柄を取り扱っています。
2017年には、現在仮想通貨の時価総額トップ10に入っている「Tron(トロン)」のICOをバイナンスがサポートしたことでも話題を呼びました。

取引所の入金におすすめのアプリ
9.住信ネット銀行
仮想通貨の取引所への入金を行う際には、「銀行振込」やネットバンキングやPayPalを使った「即時振込」が使えます。
住信ネット銀行のアプリを使えば、ネットバンキング機能を使い即時入金を行うことで、入出金の手数料が無料になるなどの特典を受けることができるのでおすすめです。
デモトレードアプリ
10.bitVirtual(ビットヴァーチャル)
取引所のアプリだけでなく、デモ形式で取引をできるアプリもあります。
「bitVirtual」では、ビットコインをはじめとした仮想通貨のデモトレードをすることができ、それぞれの取引所への登録方法も載せています。

ポートフォリオ管理アプリ

次にポートフォリオ管理アプリを見ていきましょう。

投資の世界では「ポートフォリオ」という言葉を良く使います。
「ポートフォリオ」とは、自分の資産をどれくらいの割合でどの銘柄に投資するかを管理するものです。
これは、仮想通貨の世界でも使うことができます。
たとえば、自分の資金を国内の取引所のビットコインに3割、日本円に4割入れて、海外の取引所のイーサリアムに残り3割を投資するといった感じです。
ポートフォリオ管理アプリでは、こうしたポートフォリオの作成や管理だけでなく、それぞれの銘柄のパフォーマンスの分析なども行うことができるのです。
こんな人におすすめ!
- 効率の良い資産運用がしたい
- ポートフォリオを柔軟に変更したい
おすすめポートフォリオ管理アプリ
それでは、おすすめのポートフォリオ管理アプリをご紹介したいと思います。
11.Cryptofolio(クリプトフォリオ)
「クリプトフォリオ」は、日本企業が手がけたポートフォリオ管理アプリです。
使いやすいUIが特徴で、資産の円グラフ表示や日本語の手厚いサポートを受けることができます。
よって、ポートフォリオ管理アプリを初めて使う方には特におすすめです。
12.CoinStats(コインスタッツ)
仮想通貨のチャートが古い通貨から新しい通貨まで網羅してるため、さまざまな通貨を使ってポートフォリを組みたい方には、特におすすめのアプリとなっています。
仮想通貨の時価総額ランキングサイトである「Coinmarketcap」と提携しているため、仮想通貨の細かい情報まで確認することができます。

13.Blockfolio(ブロックフォリオ)
ネットワークが落ちやすいアプリですが、チャートの確認は見やすくなっています。
また、取引所ごとの販売板も確認することができるので、取引所アプリをいちいち立ち上げる必要もなくなります。
以前は日本語非対応で使いづらかったのですが、現在は日本語にも対応してるためわかりやすくなっています。

14.coinwatch(コインウォッチ)
コインウォッチはチャートの確認やポートフォリオの作成だけでなく、仮想通貨関連のニュース記事や仮想通貨に関連したツイートなども確認することができるアプリです。
日本語対応のため使いやすいです。気になる通貨はアプリのトップ画面に追加して、いつでもすぐに確認できる便利機能も付いています。

15.CoinCap
CoinCapでは、仮想通貨のチャート情報をリアルタイムで確認することができます。シンプルで使いやすいUIが特徴的です。
また、ポートフォリオを「Altfolio(アルトフォリオ)」という独自の名前で呼んでいおり、多数の仮想通貨を使いポートフォリオを組むことができます。
現在は、iPhoneのみに対応しています。
価格比較・情報収集アプリ

ここからは価格比較・情報収集アプリを見ていきましょう。

これはもう名前の通りで、価格の比較や情報を集めるのに適したアプリとなっています。
時価総額のランキングサイトでも確認することができるのですが、アプリとして使うことで、よりスムーズな確認を行うことができるようになっています。
こんな人におすすめ!
- チャートを確認して取引に生かしたい
- 仮想通貨の最新ニュースからトレンドを読み解きたい
おすすめ価格比較・情報収集アプリ
それではおすすめアプリを見ていきましょう。
16.MYCOIN
MYCOINでは、自分が気になる仮想通貨をワンクリックするだけで最新のニュースやチャート情報などを把握することができるアプリです。
チャット機能も搭載されているので、ネットからでは拾えない情報も場合によっては見つけることができます。

仮想通貨ニュースビットコインの情報まとめ
仮想通貨ニュースでは、最新ニュースや関連ブログの情報などを確認することができます。
また、人気のある仮想通貨投資家のブログもチェックできるので、投資家の情報をもとに投資をしたい方にもおすすめのアプリです。
日本語対応なので英語がわからない方にもおすすめです。
17.BitNews
仮想通貨のニュースを配信しているアプリ「BitNews」です。
注目の記事だけでなく、ニュース検索の際にはコインごとにフィルターをかけることができるので、自分が好きな仮想通貨のニュースをすぐに確認することができます。

18.コイン相場
コイン相場は、ICO関連の情報を配信している「COINJINJA」が提供するアプリです。
各仮想通貨のチャートをひとまとめにしてくれており、ポートフォリオの作成から、アプリと取引所を連動してコイン相場のアプリで取引を行うこともでき、多機能かつ使いやすいという非常に優れたアプリとなっています。

19.Binance Info
仮想通貨取引所バイナンスが、2018年8月17日にリリースしたばかりの「Binance Info」です。
このアプリでは、仮想通貨の供給量などの情報や、ICOの日程の情報、価格のパフォーマンスなどをバイナンスが構築したデータをもとに確認することができます。

20.Cindicator
人工知能を使って、仮想通貨の今後のパフォーマンスを分析し、投資に役立てるアプリです。
サービスを利用するためには、独自トークンである「CND」の購入が必要となります。2017年にサービスをスタートしてるにもかかわらず、アプリの精度も非常に高く使いやすいものとなっています。
ICOには、国内でも有名なICOアドバイザーである投資家の「kuni」氏が就任したことでも話題となりました。

21.FISCO仮想通貨ナビ
仮想通貨のチャート情報や関連ニュースなどを確認できるアプリです。
運営元の「Fisco(フィスコ)」は、1995年設立で金融関連の情報を配信している金融業界では老舗の企業です。提携先には、国内大手のSBIホールディングスなどの企業がいます。

22.Cryptopush(クリプトプッシュ)
仮想通貨のチャートや取引所ごとの出来高も確認できる優れたアプリです。
プロのトレーダーは、1日中パソコンに張り付いて相場を常にチェックしています。
しかし、普段仕事をしている私たちは同じようなことはできません。
クリプトプッシュを使うことで出来高が急騰した場合に、24時間プッシュ通知でお知らせしてくれるので、この問題を解決することができます。

23.My 仮想通貨
SBIが提供する仮想通貨のチャートやニュースを確認できるアプリです。
内容も充実しており、1600種類以上の通貨から自分のお気に入りの通貨を登録して逐一情報をチェックできたり、直近のICOのスケジュールや内容の紹介から、仮想通貨の初心者向けの記事も掲載しています。
仮想通貨の世界では、SBIはリップルとの提携など非常に力を持っており、そのSBIが提供する情報ということもあって信頼性が非常に高くなっています。

おすすめの仮想通貨ウォレットアプリ

ウォレットアプリを解説・紹介していきます。

ウォレットアプリとは、仮想通貨の保管、取引を行うことができるアプリです。
仮想通貨はインターネット上のお金という性質上、現金のようにお財布に入れたり銀行に預けたりといったことができません。
そのため保管や管理を行う場合は、同じくインターネット上のお財布であるウォレットを使います。
ウォレットには特定の仮想通貨にだけ対応したものから、さまざまな仮想通貨に対応したものまで多岐に渡ります。
こんな人におすすめ!
- アプリを使って仮想通貨を決済に使いたい
- いろんな仮想通貨を1カ所に保管してすっきりさせたい
おすすめ仮想通貨ウォレットアプリ
今回は、
- 「ビットコインウォレット」
- 「イーサリアムウォレット」
- 「マルチウォレット」
の3つに分けてご紹介したいと思います。
「ビットコインウォレット」と「イーサリアムウォレット」はあくまでも「ビットコイン」向け、「イーサリアム」向けに作られたというだけであって、ビットコインやイーサリアム以外の通貨も保管できますのでご注意ください。
ビットコインウォレット
24.Bitcoin Wallet(ビットコインウォレット)
もう名前のまんまですね。ビットコインの保管と管理に特化したビットコインようウォレットです。
単純にビットコインの保管だけでなく、決済の機能もついているので、買い物などでも使いたいという方におすすめのアプリとなっています。
25.Mycelium(マイセリウム)
マイセリウムはビットコイン用のウォレットアプリで、2014年には「Best Mobile App」という賞を受賞しています。
また、セキュリティが強いという特徴があります。

26.Copay Bitcoin Wallet(コペイビットコインウォレット)
Copay Bitcoin Walletは、マルチシグに対応したビットコイン向けのウォレットアプリです。
マルチシグ対応によって1つのウォレットに対して、複数の秘密鍵を使うことができるため、送金の管理などを家族や友人などと分担して行うことができます。
そのため高いセキュリティを実現しています。
27.Wirex
ビットコイン用のウォレットです。独自のカードを発行でき、ウォレットに保管したビットコインと法定通貨を決済時に交換してビットコインでの支払いを可能としています。
仮想通貨の「デビットカード」のようなイメージで考えるとわかりやすいです。

28.TenX
TenXは仮想通貨のウォレットアプリです。
特徴としては、送金や受け取りに使うことができるだけでなく、クレジットカードを紐付けて使うことでデビットカードとしても使うことができるウォレットアプリです。
ヨーロッパとアジアを中心に事業展開をしており、VISAやMasterCardと提携しているため、対応しているさまざまな店舗であればどこでも使うことができます。
現在はビットコインを中心にイーサリアムとライトコインにも対応しています。
ライトニングネットワーク対応ウォレット
ビットコインでは、かねてから取引量の増加に伴い起こる送金詰まりと手数料の高騰が問題となっていました。この問題はスケーラビリティ問題と呼ばれています。
このスケーラビリティ問題を解決するために研究されていた「ライトニングネットワーク」のベータ版が、2018年についにビットコインのメインネットにリリースされました。
以下の2つのウォレットは、そのライトニングネットワークに対応したウォレットとなっています。
29.Eclair Wallet
フランスのスタートアップであるACINQ社が提供するライトニングネットワーク対応のビットコインウォレットです。
ACINQはブロックチェーン関連の技術開発に長けており、ウォレット意外にも法人向けのサービスも提供しています。
30.Bitcoin Lightning Wallet
Bitcoin Lightning Walletは、ビットコイン用のウォレットです。
ライトニングネットワークを使いビットコインの送金と受け取りを行うことができます。
イーサリアムウォレット
イーサリアムのウォレットでは「My Ether Wallet(マイイーサウォレット)」がもっとも有名で、人気があります。
My Ether Walletは、インターネット上でオンラインで使えるウォレットで、イーサリアムとイーサリアムベースのERC20トークンを管理できるウォレットです。
ここではそれ以外のイーサリアム向けのウォレットを紹介します。
31.Eidoo
Eidooは、イーサリアム向けのウォレットです。イーサリアムだけでなくERC-20トークンであれば保管することができます。
2017年には、Eidoo利用者にイーサレンドのエアドロップが行われたことでも話題となりました。
イーサリアム向けのウォレットにしては、珍しくビットコインにも今後対応予定とのことです。
32.Wei Wallet
「Wei Wallet」は、株式会社Popshootが提供するイーサリアム向けのウォレットです。
現在、Android版のみの提供となっています。
使いやすくシンプルなウォレットを売り文句にしていることもあり、ダウンロード後すぐにイーサリアムの送金と受金ができるようになっています。

マルチウォレット
33.Ginco
Gincoは、17種類の仮想通貨に対応したマルチウォレットです。
特徴としてセキュリティが強く、「クライアント型」と呼ばれる秘密鍵の管理方式を採用しています。
最近はやりの「DEX(分散型取引所)」に似ている管理方式ですね。そのせいもあってか、分散型取引所のプロジェクである「KyberNetwork(カイバーネットワーク)」がパートナー企業に入っています。

「DEX(分散型取引所)」とは?
通常の取引所では個人の資産や秘密鍵の保管は取引所のサーバー内に保管されています。
それに対して「DEX」では、資産や秘密鍵などの情報を個人の端末・ネットワークに保管することができます。
前者の通常の取引所が一極集中的な「中央集権的」な取引所に対して、後者のDEXは権力が分散した「非中央集権的」な取引所となっています。
「KyberNetwork(カイバーネットワーク)」とは?
上述した「DEX(分散型取引所)」を目指したプロジェクトで、2017年に事業の資金集めのために行われたプロジェクトでは、イーサリアムの開発者であるヴィタリックブテリンがアドバイザーに就任したことで話題となりました。
34.Coinomi
Coinomiの特徴は、対応している仮想通貨の多さにあり、なんと70種類以上の仮想通貨に対応しています。
また、ChangellyとShapeshiftという仮想通貨の両替所とも提携しているため、対応通貨同士の交換もスムーズに行うことができます。
現在、Andoroid版のみのリリースとなっています。
日本語対応もしているため、初心者の方にも使いやすくなっています。

35.Spectrocoin
仮想通貨の銀行を目指すプロジェクト「バンクエラ」が提供するウォレットです。
保管だけでなくビットコインやイーサリアム、ダッシュやネムといった主要通貨を日本円やアメリカドル、ユーロと交換することもできる優れたウォレットです。
またバンクエラが発行している「BNK(バンク)」というトークンも購入でき、Spectroコインのウォレットに保管しておくことで、保有率に応じてバンクエラの営業利益の20%が毎週イーサリアムで配当としてもらえます。
ウォレットを使いながら配当も受け取れる、一石二鳥のアプリです。
NEMのハーベスティングができるウォレットも
36.NEMウォレット
NEMに対応しているウォレットはありますが、「NEMウォレット」は少し特殊で、NEMのマイニングであるハーベスティングをすることができます。
NEMのハーベスティングには、保有枚数や取引量の条件がありますが、NEMをたくさん持っている方にはハーベスティングも一緒にできるこちらのウォレットがおすすめです。
セキュリティ対策アプリ
最後にセキュリティ関係のアプリを見ていきましょう。

仮想通貨のセキュリティに関しては基本的に取引所やアプリごとでの対応となるため、そこにプラスアルファで自分でセキュリティを強化する目的で使うものになります。
こんな人におすすめ!
- いろんなとこに登録しててパスワードの管理がめんどう
- 取引所のセキュリティだけでは不安!自分でさらにセキュリティを強化したい
おすすめセキュリティ対策アプリ
37.Google Authenticator
「Google Authenticator」はグーグルが提供する2段階認証用のアプリです。
通常のIDパスワードの入力に加えて、一定時間のみ有効なパスワードを発行し不正なログインを防止する目的で使われています。
取引所の口座開設後は、セキュリティ向上のため必ずこのアプリを使って2段階認証を設定しましょう。
38.1Password
「1Password」は、パスワードの自動生成と管理を行ってくれるアプリです。さまざまな取引所に登録するとどうしても同じようなパスワードになってしまいがちです。
そういったことを防ぐためにこういったアプリでランダムなパスワードを作成し、ログインする時にはここから引き出すといった具合で対応することができます。
iPhoneとMacに対応しています。
仮想通貨のアプリはたくさんある!用途に応じて使いわけよう!
以上、仮想通貨に関連したアプリについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
簡単にこの記事のポイントをまとめておきましょう。
仮想通貨のアプリと一口にいってもいろんな種類のものがあり、チャートを確認するものやトレーディングをするものなど、その用途や使用目的も人によってさまざまです。
こうやっていろいろなアプリを見ると、日本企業が提供しているものも多くなんだか嬉しいですね。
ここで紹介したアプリをぜひ参考にしていただき、投資や仮想通貨の利用に役立てていただければ幸いです。
ぜひみなさんもアプリをうまく使って快適な仮想通貨ライフを送ってくださいね!
「仮想通貨を安全に保管・運用したい!でもたくさんあってどれが本当に良いのかわからない・・・」