ICOは2018年最初の2か月で1000億円を調達した!

2017年にICO市場はどれだけ大きくなったのか?

2018年になってから、すでに40以上のICOを通して10億ドル(1070億円、以降1ドル107円換算)以上の資金が調達されており、この新しい資金調達方法は昨年の56億ドル(5995億円)を上回るペースで進んでいます。

2017年、TokenDataによって確認されたいわゆるICO(Initial Coin Offerings)プロジェクトは902件ありました。このうち、142件は資金調達開始前に失敗し、276件は資金調達の途中で失敗しました。

一方で、2017年は不景気にもかかわらず、ICOをしたスタートアップのうち48%が成功し56億ドル(5995億円)を調達したことにBusiness Insiderは注目しています。

TokenDataによると、ICOの約半分(435)が成功したと見なされ、平均で1270万ドル(13.5億円)の賞金を得ることができました。

2018年、ICO市場はより大きくなるのか?

2018年になってからも、この傾向は衰えを見せていません。 Coinscheduleのデータによれば、48のICOが今年に行われ、これまでに調達された金額は11億ドル(1177億円)を超えています。

さらに注目すべきは、2018年後半に20億ドル(2141億円)調達することを目指して、すでに8億5000万ドル(910億円)以上のプレセールを行ったテレグラムのICOは、この数字にはまだ含まれていないということです。

2018年までの上位3つのICOカテゴリーには、トレーディング&インベストメント、ファイナンス、コミュニケーションがあります。

これらはすべてのICOのうちの3分の1以上を占めていました。そしてこの合計額(5億2,500万ドル、562億円)のうち、「オフグリッド・マイニング・ソリューション」を約束しているEnvionが率いるパレート・ファッションのICOプロジェクトによって調達された1億ドルが大きな割合を占めています。

これまでのペースからすると、ICOプロジェクトの合計額は2018年末までに70億ドル(7494億円)を上回る可能性があります。もし2017年のようなICOの爆発的な増加があれば、さらにこのトレンドが加速する可能性もあります。

また、2018年にEUやアメリカなどの主要地域であらゆる規制がICOにどのように適応されるかによって、結果は異なってくるでしょう。

ICOを理解するために必要なことは?

誕生したばかりのICO市場ですが、詐欺のような案件があったとしても、おそらくすぐになくなることはありません。これは、規制当局の行動からも推測することができます。

見込まれる利益は投資家にとってますます魅力的になってきていますが、マッチングアプリや大麻関連の企業でさえこの市場に入ってきていることにも注目すべきでしょう。

資金を送る前に、すべてのICOで投資家自身がよく下調べしなければならないことは言うまでもないでしょう。加えて重要なのは、世界初の仮想通貨ビットコインと、ICOによる「コイン」の違いを理解していることです。

ICOとビットコインなどの仮想通貨の違いは?

簡単に言えば、ビットコインは、分散型のP2Pネットワークで、お金まわりのあらゆるサービスを提供することができます。また、グローバル規模で行われ、各国の規制には影響されにくい特徴があります。 単なるメディアやファイルではなくデジタル領域における価値交換の手段であると考えればよいでしょう。

ICOのコインは本質的に異なっています。

第一に、ICOのコインやトークンの大部分は、現在イーサリアムベースのERC-20トークンまたはそれに類するものを使用しています(通常、資金調達後に独自のブロックチェーンを立ち上げることを約束しています)。

一方、ビットコインは、大規模なデータの蓄積された最長のブロックチェーンであり、仮想通貨の中では最も安全、かつ独立して運用されているブロックチェーンとなっています。

第二に、資金調達プロセスを寄付、投資などと呼んでいますが、これらはスタートアップのビジネスであるということが異なります。作成者が不明で、会社ではなくオープンソースのソフトウェアプロジェクトであるビットコインとは異なり、ICOプロジェクトは、委員会、チーム、およびCEOが存在しています。

有望な新しいICOに資金が集中しそうなトレンドではありますが、規制や第三者のリスクがあるということを念頭に置いておくことが重要です。

参考